スポコン人気のない国

おはようございます。行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタント伊関です。

ワールドカップや選挙が終わり、目立たなかったプロ野球。
気がつけば、巨人と阪神のゲーム差は0.5。うれしじゃありませんか。
巨人と阪神が首位攻防をすると経済も盛り上がり、景気が上向きます。そんな能書きは置いておいて、単純に喜びたいだけですが・・。

小学生の野球離れが目立ちます。公園で野球をしている子を見かけませんし、野球のルールを知っている子も少ないそうです。そしてその原因は、スポーツアニメが少ないからかもしれません。
昔は「スポコン」と言われたアニメが多数ありました。スポーツ根性ものアニメ、略して「スポコン」です。
ＮＨＫで放映中のメジャーもマンガ雑誌では終わりを迎えるそうです。
昔はスポーツアニメを見てスポーツ選手にあこがれたものです。

一方、最近の傾向は、チビまるこちゃん、サザエさん、クレヨンしんちゃん、ドラえもんなどの長寿番組が人気です。日常生活を伝えているだけの内容ですが、今の時代を象徴しているように思えます。
ボーとしてのんびり見るＢＧＭタイプの漫画です。

泥くさい根性ものや感動ものを避け、ただのんびりとボーットした感が強くなるのは、将来の日本の不安を感じざるをえません。戦後日本経済がここまで来たのは、泥くさい根性や感動を通じて競争社会を生き抜いてきたからです。一方、ボーット感やのんびり感は、残念ながら現状維持型であり、衰退傾向を感じます。

長期的な企業の立て直し、日本経済の立て直し、日本国の立て直し。
課題は山積ですが、根底にあるものは同じような気がします。
日本の風潮は競争社会を否定する感が一層強くなってきています。それは、貧富の差と競争社会を混同してとらえているからです。
金持ち父さんや勝間本のような成功本に学ぶ効率化の追求とがむしゃらな努力の否定。こんな風潮もあります。

考え方をもう一度見直すには、これからは人材育成や教育改革です。やはりここに政府の投資が必要です。

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