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行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタント伊関のブログ

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企業年金制度の未払い

こんにちは。行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタント伊関です。

今朝は、ブログのメンテナンス中ということでブログの更新ができませんでした。
ということで、お昼のブログです。

今朝の日経新聞にこんな記事が出ていました。
「企業年金未払い144万人、未払総額、1579億円」

公的年金でなく、企業年金をもらわずにいる人なんいるの?とお思いの方も多いかと思います。
でも、いるんです。大勢。
一番多いのが転職の際に、公的年金にばかり気を取られて企業年金のことを忘れている人。
しかも会社もよくわかっていないケース。

たとえば、Aという会社の確定拠出企業型年金に加入していたけれども、専業主婦になった場合。
個人型年金に移管されて運用指図者になっているが何もしていないので、運用手数料だけ取られているケース。そして必然的に積み立てが消滅しているという最悪のケースです。
また、転職先に確定給付型はあるのだが、確定拠出型がないために、今まで積み立てた掛け金の個人型運用指図者になるケース。なんとなく確定給付があるので移行されているような気持ちになっているケースです。この場合は、事業主は何もしてくれません。本人が移管手続きをしないとそのままです。

特に中小企業では、経営者自身も保険会社の勧めで企業年金に加入している場合は、内容を理解してません。つまり、積み立ての移管やせっかくある脱退一時金制度も何もしないとなにも起きないのです。

これも資本主義社会ならではです。
何もしないと何も起きない。請求しない給付されない。そういう社会なのです。

そして、あまりにもタイムリーなのですが、本日10月1日から4か月にわたり以下の連載をいたします。ご興味のある方は、ネットでご購入ください。(書店では販売していません)
連載タイトル
賃金・退職金制度そして企業年金を見直す時がきた! (近代中小企業)
10月号(10月1日発売)
第1回 労働基準法改正にみる時間外労働と割増し賃金の本質に迫る

11月号は
「第2回 是正勧告を受けて初めてわかる割増賃金の落とし穴」を予定してます。
お楽しみに。

では今日はこの辺で。


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