欲求レベルの違いを知る！

おはようおざいます。行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタント伊関です。

マズローの欲求段階説において、人間の持つ欲求を５段階に捉えて、低次の欲求が満たされると、さらに上の段階の欲求が生まれてくるということらしい。

生理的欲求⇒安全の欲求⇒社会的欲求⇒尊厳の欲求⇒自己実現の欲求

また、より上位の欲求が満たされないからといって、下位の欲求を強く満たそうとは思わないそうです。（不可逆的）
なかでも、最上位の自己実現の欲求に関しては、ある満足が得られても、さらに別の欲求が生じてくるのだそうです。

いまの日本の社会生活において、国全体というマクロでみれば、発展途上国にくらべて豊かな国になりました。
つまり、すでに最上位の欲求レベルに来ています。
そうすると、上位の欲求ではなく、別の視点から他の欲求が生じてくる段階です。

米国での就職希望ランキングの１位は、グーグルやマイクロソフトではなく、某ＮＰＯ法人です。
見栄やプライド、そして高給を目的とした考えから、すでに「やりがい」に視点がうつってきています。

日本ではまだまだ顕著にはそこまではきていません。
ただ、近いうちに、「やりがい」を求めた就職や転職活動が主軸になることは間違いないと思います。

日本の発展を目指し、がりがりと上の欲求を目指してきた「団塊世代」と、豊かな国に生まれてきた「今の若者」
当然、欲求レベルが違うのは不思議ではありません。この違いを理解できないと、「今の若者は・・・」という愚痴しか生まれないおじさんになってしまいます。

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