行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタント伊関のブログ
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その場しのぎの対応
厚生年金の標準報酬月額の上限引き上げ検討とともに産前産後休業の保険料免除も検討しているそうです。財源をそれにひきあてるとか。
一見いいことのように見えますが、根本的なところを見直さないで、こまかいところチョコチョコいじくっているような気がしてなりません。
産前産後休業の約3カ月程度の保険料免除がどれだけ影響があるのでしょうか?
育児休業等は1年以上にもおよぶので影響も大きく保険料免除は必要なことだと思いますが、産前産後休業は、健康保険から3分の2の保険給付がでるのでそれで賄うというのがそもそもの理由だったような気がしますが・・・・。
こんな小手先やその場しのぎ対応をしているから、いつまでたっても年金に対する国民の不安が払拭出来ないのでしょうね。
総理が代わると、大臣が変わる。
大臣が変わると、方針が変わる。
そうすると、その筋の専門家でない人間がその場の成果を求めて、その場の対応をする。
悲しいことに、これの繰り返しが今の日本の現状なんでしょう。
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