行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタント伊関のブログ
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専門家と付き合いの上手い人
私のクライアントに不動産業をしている社長様がいます。
その社長様は、我々専門家とのお付き合いの仕方が非常にうまい。
それは、自分でできることをあえて、我々に依頼してくるのです。(しかも微妙な価格で(笑))
つまり、適度な距離感を常に保っているのです。
何度も役員変更しているのに、自分でできるであろう同じルーチン業務をあえて司法書士に依頼する。
同じように、簡単な許認可の役員変更をあえて行政書士に依頼する。
しかも自分でもできると豪語している。
ある意味、賢いのです。
この司法書士さんともよくこんな話をします。
「xx社長は、やり方が賢いよね。これ、前回と同じなのにあえて依頼してくれるから・・。」
この賢さというのは、困った時に常にいつも自分を取り巻く専門家集団に手助けを依頼できるスタンバイ状態を構築しているのです。
もちろん我々も、当然のことながらイチゲンさんよりも即時対応かつ念入りに対応することになります。
うまっくいっている社長は、いつも自分の周りの環境を地固めしているのです。
法人の設立も同じ。
本を見ながら時間をかければ、自分で定款を作成して登記することもできる。
それでも、あえて我々に依頼してくるのは、時間をかけたくないという理由だけでなく、困った時に常にいつも自分を取り巻く専門家集団に手助けを依頼できるスタンバイ状態を構築しているのです。
決算も同じ。
個人事業などは、比較的簡単に自分で出来ることをあえて税理士に依頼する。
周りを 適度な距離間で、専門家集団を確保しておく。
これが、経営センスなんだと思うのです。
お金と時間以外に見えないセンス。
それが、付き合う人。
このまわりの環境をサラリーマン思考から経営者思考に切り替えないと、いつまでも起業後の立ち上がりカーブを描くことができないのです。
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