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行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタント伊関のブログ

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上手くいく会社とダメな会社の違い(労務編)

おはようございます。行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタント伊関です。

昨日ある取材を受けてこんな質問をいただきました。
「うまくいっている経営者とそうでない経営者の違いは、労務という観点ではどこにありますか?」と。

労務という観点でというところがポイントですね。

経営という広い意味ではいろいろありますが、労務という観点では、うまくいっている会社とダメな会社は特徴的な共通点があります。

それは、社員の採用時です。

つまり、採用する社員を見る社長の力です。

大企業では、中途採用の面接で社員の力を見極めるのは、きわめて難しいと思います。
ただ、中小企業では、ある程度わかるはずなんです。
でもそれに気が付かないのは社長の能力なんです。

たとえば、社員の採用は、履歴書や職務経歴書である程度ふるいにかけることができます。
残念ながら、それができない社長は、採用後に社員に振り回されることになります。
労務に振り回されると 経営に時間が割けなくなります。

たとえば、履歴書の写真。
その写真に気を使っている社員かどうか。
帽子をかぶっていることに何の違和感も感じていない社長もいます。
さらに言えば、キャリアアップでもない転職を繰り返す社員の理由を推測できるかどうかです。
私から言えば、そもそも論の部分です。

そして、面接。
面接に遅刻してくる入社希望者。
そのことの重要性に対して社長が気に留めるかどうか?
私からしてみれば、その時点で不採用です。
たとえ10分でもです。
おそらく人生を左右する最重要面接において、遅刻する人は、この後いつなんどきにも遅刻を繰り返します。決して大げさに言っているわけではありません。
それが時間に対するその人の習慣や人生経験だから、そう簡単に変えることができないのです。

つまり、労務の観点でいえば、人の採用時の社長の視点が8割を決めています。
いや9割かもしれません。

そんな社長は、いつもこんな口癖を言ってます。
「うちの社員は出来が悪い」
「うちの会社はなんで人がすぐやめてしまうんだ! 最近の若い奴は・・・」


私にいわせれば、それを採用したのは社長 あなたでしょう。
出来が悪いのは、・・・。

つまり、中小企業では、採用時の面接から経営が動き出しているんです。

タグ:労務 採用
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