行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタント伊関のブログ
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相手の技量がわかる『質問力』
セミナーや相談で質問を受けるときによく感じることがあります。
「その質問、聞いてどうするの?」
もちろん何でも聞いてくれていいのですが、
「その質問、必要なの?」
って思うことがあるんです。
私が思うに、物事の本質を理解していない場合に多いのです。
本質というのは、その内容の最終ゴールです。
つまり、最終ゴールが明確でないと、本質からずれた、どうでもいい質問をすることになるんです。
今必要なくても数年先に必要になるかもしれない知識。
そして内容は複雑。
であれば、概要がわかっていれば、数年後に必要に迫られたときに詳細を調べればいい。
でも、今聞きたい。
でもおそらく、今聞いても5年後10年後は、詳細を忘れているはずであろう知識。
つまり、この知識の具体的手続き方法を今聞いても意味がない。
しかも法律が変わっているかもしれない。
質問を受ける時にこんなことがたまにあります。
つまり、質問の本質がずれているんです。
ある意味、今は、無駄な知識なんです。
現時点でもっと知らなければいけないことがたくさんあるはずなのに・・・・
つまり、必要な知識の重要度のメリハリがついておらず、すべてが中途半端な状態になってしまうんです。
もっと大事なことを聞いてよ。
もっとあなたにとって、緊急性、具体性があるもの聞いてよ。
もっとポイント着いたこと聞いてよ。
これは、質問をする場合にかぎったことでないと思うんです。
仕事上の会話、商談でもよくある話。
この質問力によって、その人の能力や技量が計られてしまうのです。
質問するって、実は怖いことなんですよ。
こんな言葉を聞いたことがあるかと思います。
「その質問 鋭いですね」
そうです、本質を理解していると、誰もが思いつかなくても鋭い質問が出てくることがあります。そんな時に、感じます。
「その質問、鋭いですね」って。
ではまた。
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