現場を知る

おはようございます。行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタント伊関です。

日本マクドナルドホールディングが、１－６月の連結経常利益で過去最高を記録したそうです。
そして、トヨタ自動車をはじめ自動車業界が黒字転換し始めました。
１年前では、みられなかった新聞記事です。
中小はこれからです。踏ん張りどころです。

ところで、こんな制度をご存知ですか？
「訓練・生活支援給付制度」。今年からはじまったばかりの新しい暫定的な制度ですが、雇用保険を受給できない人がハローワークのあっせんをうけて職業訓練を受講する場合には、訓練期間中の生活保障として現金を支給する制度です。支給額は月10万円です。　ただで勉強ができて、しかもお金までももらえる。
こんな至れり尽くせりの制度が存在するのです。

政府はこれを恒久化しようとしているのですが、一度現場を見てから検討されたほうがいいのではないでしょうか。
本当に、就職に備え、技術を身につけるために必死に勉強している人。
一方、技術を身につける意図や就職する意思など全くなく、お金がもらえることだけを前提に仕方なく訓練や授業に出て、ほとんど寝ている人。
目的は様々です。

現場知るというのは、この格差を実感することにあります。
支援金額のデータだけを見て、ニーズが多そうだから継続しよう。という生ぬるい考えでないことを期待したいものです。

タグ：社会保険労務士 訓練・生活支援給付制度 職業訓練