行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタント伊関のブログ
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変わりつつある司法
足利事件の再審判決公判で無罪判決が確定しました。冤罪を生んだ事件の重みを考えると簡単な言葉では言い表すことができません。17年にわたる自由を奪われたことは想像を超えるものだと思います。この点に関しては軽はずみなコメントを控えさせていただきますが、今回の判決に関しては注目すべき別の視点でのポイントがあります。
それは、判決での裁判長の謝罪です。
本来裁判官は謝罪を行わない。非を認めることをしません。そういう意味では「異例」中の「異例」です。
ただ、司法として長期間にわたり耳を傾けなかったことに関して、司法を代表して3裁判官が謝罪をしたことは、これからの司法改革に大きな影響をもたらすことになるであろうことに期待を感じさせてくれました。
近年では裁判員裁判で国民の声を聞くようになった司法。
そして、今回の裁判官の謝罪。
いい意味で司法が変わりつつあることが実感として感じられるようになりました。
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