２０２５年に定年が６５歳になるというけれど・・・

おはようございます。行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタント伊関です。

東京の朝は曇り空。でも午後は雲がとれてくるらしいそうです。

厚生労働省が２０２５年を目途に定年を６５歳にするという報告書をだしました。
ところで、今は定年は何歳なの？

いまは２つの法律で規定されている不思議な状態なのです。

「高年齢等の雇用の安定等に案する法律」では、定年は６０歳を下回ることはできないと規定されています。
一方で、
「高年齢者雇用確保措置」というものがあり、定年の定めをしている事業主は、６５歳までの安定した雇用の確保をするために高年齢者雇用確保措置を講じなければならないとされています。
この制度は、平成２５年４月までに段階的に６５歳までに引き上げるか継続雇用制度を導入するかの措置をすることを義務づけています。
つまり、現在では定年を６４歳にするか、６５歳までの継続雇用制度を導入するかの選択になります。

そんななかで、「２０２５年までに定年を６５歳にする」というのは、なんかインパクトが薄い報告書のような気がしてなりませんが・・・・。
いかがでしょうか？

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