プロとアマの違い

おはようございます。行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタントの伊関です。

昨日は　セミナーご参加の方、お疲れさまでした。
そしてありがとうございました。
だいぶ直前のキャンセル等も入り、少人数での開催でしたが、ある意味、アットホームにできました。それはそれでいいかもしれませんね。
次回は、10月12日開催予定です。

ところで、ビジネス界におけるプロとアマの違いはどこにあるのでしょうか。
最近、専門職をしている立場からすると、同業者も含めて感じることがあります。

ビジネス界におけるプロとアマの決定的な違いは、プロは経験の数と失敗の数が多いということです。

専門家を選ぶ上で誤解して欲しくないのは、資格をもっていればプロであろうというのは大きな間違いです。
名ばかり専門家はたくさんいます。
さらに、「私は、なんでもできます」「知っています」という発言はアマの領域を出ていません。
なんでもできる人なんていませんから・・・・。

私自身、起業支援や会社の設立関連はすでに二百件近くやっていますので、プロだと自負しています。そしてたくさんの経験とたくさんの失敗を繰り返しました。
本にない実務経験がプロの真髄なのです。
ただ、行政書士業務の風俗店営業許可申請関連の業務は、私はアマです。
なぜなら経験がないからです。
そんな相談が来た場合は、知り合いのプロを紹介させていただいています。

プロは、自分が強いところを明確に言えます。
同様に　弱いところも明確に言う事が出来るのです。

ただ、残念ながら、一般の人からは、見た目ではそのプロとアマの違いを見分けることができません。
自分の弱い領域だと、専門家らしき人が「私はプロです」といえば、プロに見えてしまうからです。
本の内容をしゃべっている人は、プロに見えてしまいます。

こんな質問をしてみてください。
「あなたは、その仕事　何件やったことがありますか？」
「この手続きの落とし穴はどこですか？」

本の理論だけで、実務経験の少ないアマには、答えられない質問だからです。