行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタント伊関のブログ
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売上げ・所得・収入の違い
東京は朝から雨。
たまにはいいでしょう。
ところで節税や扶養者の話をするときに必ず出てくる言葉が、所得とか収入とか利益とか売り上げという言葉。
この言葉を知らないで使っている人がほとんど。
そして、この言葉の意味はぞれぞれ全く異なる。
まず、利益は、売上げから原価や経費を引いたもの。
つまり、会計上でいういわゆる利益です。
この意味を知っている人は多い。
ところが、税金の話をするときは 利益は関係なくなる。
つまり、所得に注目する。
所得とは、税務署が税金を計算するときに使うことばであり、利益に一定のものを足したり引いたりして所得をもとめ、その所得に税金をかけるのです。
ですので、利益が100でも所得が倍になることもある。
また利益が100でも所得が半分になることもある。
ココがポイントであり、ここがミソ。意外に知られていない。
法人税などはこの所得に注目する。
また、税金や社会保険の話をするときに、所得とか収入ということばが使われる。
年間収入が103万円とか130万円とかいう使い方。
たとえば、給与収入が105万あると、105万円から基礎控除額38万円、給与所得控除65万円を引いて残り2万円が所得になり、これに所得税がかかる。つまり給与収入が103万円だと、所得がゼロになり所得税がかからないということになる。
それが利益なのか所得なのか年収なのか 理解して使わないと専門家とは会話がなりたたないこともあります。それにしても難しいですね。
知らない専門家もたくさんいますが・・・。
今日も1日楽しく過ごしましょう。
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