行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタント伊関のブログ
<
我々士業の業界構図
さて、我々の仕事は、あまりご縁のない人にとって非常に分かりいく職業です。
ですので、お声をかけていただいたあとに、仕事の内容によって、こちら側で仕事を振り分けることが多々あります。
たとえば、相続1つとっても、いろいろな専門家がからります。
遺言、遺産分割協議書の作成は、行政書士
不動産の変更登記は司法書士
その後の税務署への相続税の申告は税理士
さらに、成年後見などがからんでしたらその専門家など
当然、これ、素人が一人で全部やるのは、ほとんど不可能です。
また、会社の本店移転なども同じです。
移転登記は司法書士
移転後の社会保険、労働保険の変更届は社会保険労務士
税務署への変更届は税理士
許認可事業であった場合は、行政官庁への届出は行政書士
これも会社の担当者1名でやるには無理があります。
おそらくマイナンバー制度はこれらの煩雑さを解消しようというものかと思いますが、それ以前に、素人には、どんな届出が必要かどうかが判断できないのです。
つまり、勉強と同じで、「分からないところがわからない」ように「何が必要なのかがわからない」のです。
そう言う意味では、我々の仕事は、まずはお話の1次受けができて、「何をしなければいけないのか?」「だれに仕事を振り分けていけばいいのか?」という知識が大切なんです。
つまり、自分の職域だけを理解していても話にならないのです。
私の周りにも、弁護士、司法書士、税理士、行政書士、社会保険労務士の先生が、たくさんいます。
そして、いつも周りの先生に仕事をお願いしているのです。
まさに、これが、我々の業界なんです。
ある意味 、特殊な業界なんです。
コメント 0