行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタント伊関のブログ
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ブラック社員対策?
社労士という仕事をしていると いろいろな相談がきます。
基本的には、企業労務が中心ですが、中でも社長からの相談は、基本、労働者に関するトラブル相談です。
最近では、労基署やユニオンに駆け込む社員も増えてきました。
終身雇用の時代では、会社との関係を壊したくないということもあり、自分が社員の時はそんなこと出来ませんでしたからね。
でもその終身雇用神話もない今の時代では、会社に対する忠誠心なんかは全然ない。
会社に仕返しして転職するということを平気でやります。
ある意味、少し 悲しい気持ちになりますね。
基本的には、法律は動労基準法を含めて、すべて労働者保護です。
つまり、経営者保護の法律と言うものは何もありません。
それはそれで、対等になっていないという気もしますが・・・。
使用者にある解雇権だって、有効無効の判断は、基本無効がほとんどです。
有効の判断はあまりにも中小企業には敷居が高い。
そんなブラック社員の対策や叫びを経営者からもらうと、こちらも悲しかな、行き詰まります。
やはり、経営者にできることは、日ごろの労務管理が全てなんだと痛感するわけです。
それが、唯一のブラック社員対策なんだと・・。
そんなことを考えさせられた1週間でした。
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