日本のロビー活動

カタール・ドーハで開催中のワシントン条約締約国会議は昨日の１８日、クロマグロの国際商業取引を原則禁止するモナコ提案について、採決の結果、反対多数で否決されました。
とりあえずは、日本が反対していたクロマグロの禁輸措置はひとまず回避されたことになります。

この背景には、日本のロビー活動が功を奏したといえるようです。
国際会議等でのロビー活動が下手な日本人が、今回は日本が主導して反対派の票を集めた形になりました。
以前、サミットなどの地球温暖化のCO2削減率等の問題で露呈した国際的な政治活動の下手な日本人。
それが、今回は水産庁という外交畑でない省庁という点がよかったのかもしれません。
前日におこなわれた日本主催の晩さん会などもその一つです。
晩さん会ではクロマグロの料理を途上国に接待するなどの綿密な企画がなされていたそうです。
否決そのものに対しては賛否両論あるかとは思いますが、日本にとっては、今回の国際舞台でのたち振る舞いが、今後の国際政治活動の一環の教訓になることを期待したいと思います。


これでしばらくは、おしいマグロを引き続き食べられそうですね。（ホッ）

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