行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタント伊関のブログ
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知っている人が得する社会
今日から7月ですね。ワールドカップの興奮もおさまりつつ、あの粘りとあきらめない気持ちを今度は自分自身にあてはめて行きましょう!
今日は、スタンダードな助成金のお話です。
よく誤解している方がおおいのですが、融資は返済が必要です。当たり前ですが・・・。ただ、信用がないと金融機関ではなかなかお金を貸してくれません。そのため、日本政策金融機構などがいくつ創業者のために制度を設けてくれています。
一方 助成金は、返済不要です。返さなくていいんです。そんなおいしい話があるのかとお思いかもしれませんが、それなりに審査基準を満たせば助成されます。ほとんどの助成が、雇用能力開発機構が行っており、厚生労働省の雇用保険の一環なのです。
一例に、「中小企業基盤人材確保助成金」というものがあります。
これは経営基盤の強化に資する人材(基盤人材といいます)に1人当たり140万(最大5人)
基盤人材とあわせて雇い入れた一般労働者1人当たり30万円
の助成をしてくる制度です。
つまり、雇用保険の促進という位置付けで助成してくれるものです。
創業・異業種進出後6カ月以内に計画書を提出して認定を受ける必要があります。
ポイントは その人材を雇い入れる前に申請しなければなりません。
基盤人材として認められるハードルはもちろんありますが、人を雇用するのであれば考えたい助成制度ですよね。
ほとんどの人が知りません。
資本主義社会というのは、いいも悪いも、知っている人が得する社会です。
逆に知らない人が損する社会です。
実は、年金制度も同様です。
残念ながら、わざわざ教えてくれる情報pushの国ではありません。 自ら調べないと得をしない情報pullの国なのです。
そういう意味では、我々をうまく活用していただければと思います。
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