行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタント伊関のブログ
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コンサルタントや士業の知識と常識
「エアコン族」という言葉があるそうです。
エアコンのある部屋で一日中過ごしているために、暑い気温に体が順応できず、汗が出ない。すると体内に熱がこもり、脳が麻痺して、高齢者に限らず若い人でも熱中症になるのだそうです。気をつけましょうね。
民主党の代表選が近いということで話題は、政策よりも政局に。なんとなく日本は、いつもこの繰り返しのようです。政治家の多くが、民意とかけ離れていることがよくあり、あまりにも世間を知らなすぎると言いたくなることがあります。
実は、我々士業でも同じです。
法律に詳しければ詳しいほど、その域にのめりこんでいき、顧客に法律論を論じるようになる。
顧客からしてみれば、「法律論はどうでもいいから、何とかならないの?」と言わんばかりに・・・。
こんなことをすると、従業員が満足します。モチベーションが上がります。この規則を作りましょう。問題解決はこうすればいいのです。こういう風に変えるとこう変わります。という先生もたくさんいます。
もちろん正しいこともたくさんありますが、そもそもそんなことが出来るわけないじゃないかと思うようなことを言う先生もたくさんいるのです。残念ながら民間企業での経験のない先生によくある傾向です。
「ここをこうすれば解決します。」
「そんなことはわっているけど、出来ないから相談しているんじゃないか。」
企業でいえば、従業員側に立ちすぎると問題解決はなかなかできませんが、経営者には従業員側の考えも理解した上での方向性をださないと、本に書いてあるマニュアル論に従うだけになってしまいます。
さらには、会社の常識は、世間の非常識ということもたくさんあります。
「これはうちの会社ではこういうことになっているので、それを前提に考えると・・・・。」
「でも、そもそもその規則っておかしくないですか? 一般の企業ではこうですよ。」と。
極論をいえば法律は調べれば誰でもわかります。どれだれ世間や常識をを知った上でアドバイスできるかが、これからのコンサルタントや士業に求められているのだと思います。
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