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行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタント伊関のブログ

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大手と中小の文化の違いの落とし穴

おはようございます。行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタント伊関です。

昨日は、練馬支部の温泉慰労兼懇親会がありだいぶゆっくりさせていただきました。
ゆっくりというのは、昼間から温泉に浸って半分緊張感のない懇親会ということもあり・・・・。
だめですね。緊張感を失うと。 やはり人と会うときは、緊張感は常にもって置かないといけません。(反省)
ところで、自分の特殊な経歴のお陰で、文化の違いを肌でよく感じることがあります。
大手外資系IT会社と国内中小零細企業におけるビジネスのやり方、考え方、営業アプローチなどすべてにおいて違うということです。どちらがいいという訳ではありません。

一つ例をあげてみましょう。

外資と国内企業の違いについて
まず、特に外資系はスピードが命です。そこまでスピードにこだわるかというくらい判断を急ぎます。ダメならすぐ次に行くという発想なのでしょう。最近では日本でも浸透してきていますが、外資は、極論すると、1つの完成において、100%を6日かけて完成するよりも、70%でも3日で完成させれば倍の量をこなすことができるという発想です。ここでのミソは70%です。なぜなら、70%はもう合格点だからです。そしてのこりの30%は走りながら埋めて行くという考え方です。
現代のスピードを求める時代ではそちらが優れてているといえるのかもしれませんが、すべてに当てはまるわけではありませので判断を見誤ると大変です。

よくある例として、外資は1回の会議でほとんど結論を出すということ。
一方国内企業の多くは、議論に時間をかけ、持ち越すことで時間を使い、まわりと調和をとっていきます。
領土問題も、問題を先送りし、グレーにすることで調和をとってきました。そしてそれが成功してきました。ここに来て、国際社会が結論を急いできています。まさに外資の発想です。
政治・外交での日本と国際社会とのギャプを感じ始めている人も増えてきたかと思いますが、そろそろ日本の発想の転換期を迎えているのかもしれませんね。

大企業と中小企業の違いについて
大企業はなんだかんだ言っても企業間の取引です。どんなに営業マンが優れていても、取引においては結局は企業を選定することになります。一方、中小企業は、個人との取引です。いわゆる企業ブランドが確立していないために、パーソナルブランドが重要なポイントになってきます。

昨日の懇親会でもそうでしたが、パーソナルブランドを確立したい人は、名詞に顔写真をいれ、個性をアピールします。昨日も2名ほど顔写真入りの方がいました。中小企業同士の場合はそれが有効です。
一方、相手が中小だろうが大企業だろうが、大企業と同じ形式のシンプルな名刺を出す人がいます。。その場合、残念ながら、相手が中小の場合はパーソナルブランドをアピールしないと何も記憶にのこりません。パーソナルを重要視するからです。
一方、相手が大手の場合はシンプルのほうが有効です。それは、大企業の人は、パーソナルブランドのアピールを嫌う傾向があるからです。大企業は企業間取引を重要視し、企業の信用度や会社の重さを意識するからです。

つまり、名詞は大企業との取引、中小企業との取引で使い分ける必要があります。
このほか、同じ国内産業でも取引相手によってたくさんの違いが出てきます。

起業を例に言えば、大手企業からの脱サラ起業で失敗しがちな人は、この「文化の違い」を知らないことがあげられます。

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