行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタント伊関のブログ
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定款を見るとプロとアマの違いがわかる
法人設立の定款を自分でつくるか? 専門家に任せるか?
選択権はご自身にありますが、意外に安易に考えている方が多いのに気づきます。
もちろん 雛型をベースに自分の会社用にカスタマイズすれば、それなりに出来てしまいます。
でも、結局損をする。
ただ、そもそも会社法を熟知していない人がつくった定款や会社運営の浅い人は、その条文の裏にある意味が理解できていない
また、専門家が作成した定款でも、たいして打ち合わせもせずにメールレベルでやり取りして作成したものだとすぐにわかる。
なんで、発行可能株式総数が、資本金の出資額と同じにしたの?
なんで、共同共同経営なのに、役員の任期を10年にしたの?
なんで、議決権数を変えなかったの?
なんで、はじめの半年間売り上げがないのに、事業年度を消費税免税期間2年間だけしか考慮いてないの?
いろいろつっ込みどころはありますが、すべて雛型では読み取れない、そして、駆け出しの司法書士には指摘されないところばかり。
それが実務の経験豊富なプロとアマや実務経験のない専門家との違いなんです。
3年以上続くやり手経営者は、法人を設立するのが目的ではなく、その先に起こるべきことを想定してプロに依頼してくるのです。
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