行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタント伊関のブログ
<
売れる営業マンの究極の特徴
こんな仕事をしているといろいろな職業の人に会う機会が多い。
そんな中、セールスも非常に多い。
自分も前職で長年セールスをしていたが、セールスをされる側の立場になると、最近になってようやく気付くこともある。
それは、会話の中心が製品を売るという視点で話が始まると途端にいやになる。
なぜかというと、つまらないから。
ほしいものは相手にセールをされなくても買う。
セールをされるということは、そもそもいままで欲しいということを考えたことのなかったものだから興味が薄い。
だから、聞いていて興味がわかない。
さらに、長々と話をされると、逆に買いたくなくなる。
たとえば、保険の営業マン。
うまいセールスは、自分の商品を売り込むことをしない。
協業ビジネスを持ちかけてくる。
つまり、自分の商品は言わなくても相手は自分の立場をわかっているということを知っている。
そして、協業でうまくいき、相手に貸しができたら、相手から買わないといけないという環境を作ってしまう。
下手なセールスは、「こんないい商品が出ました!」というプロダクトアウトで押しかけてくる。
そして、新しい商品の説明に入りたがる。
こちらとしては、当然興味がないからつまらない。
相手のメリットではなく、つねに自分中心の視点にしか目がいかない。
これは、コピー機のセールスでも同じ。
顧客を紹介しますよというコピー機のセールスは成績がいい。
こちらも借りを作ることになるから借りを返したくなる。
逆にコピー機の商品説明から入られると、ほしくても 途端に買いたくなくなる。
人間というのは、売り込まれるのを本能的に嫌う。
つまり、自分の意志で買いたいと思う。
結局のところ、セールスというのは、貸し借りの心理戦なんだと・・・。
相手から買いたいと言わせる。
これが、売れる営業マンの究極の特徴なんだと気づく。
では、また
コメント 0