行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタント伊関のブログ
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起業1年目の心得
会社の利益は 以下の計算式であらわされる。
利益=売上ー経費
誰もが知っている式です。
でも、この式の解釈の仕方が起業1年目で違うと、起業の成功の確率が変わってくる。
売上が100、経費が50なら利益は50
この収支計画立てた場合に、ある起業家は こう考える。
仮に売上を200にすれば経費が100になっても利益は100残る。
これを繰り返していけば 会社は成長すると・・・。
起業家としては正しい発想です。
でも、ある起業家はこう考える。
1年目は 厳しいから 売り上げが100なら経費を40にすれば、利益が60になる。
だから1年目はできるだけ経費を節約して利益を増やそう!と。
同じ収支計画でも その人の内面の意識の違いが会話のなかでわかる。
前者か後者か。
サラリーマンの脱サラ起業かは後者の人が圧倒的に多い。
シニア起業であればあるほど 後者意識が高くなる。
だからシニア起業は成功の確率が低くなる。
創業補助金にばかりにやっきになっている人もいるが、これも後者である。
(例:創業補助金も経費を補てんしてくれるに過ぎないから)
前者と後者。
同じ収支計画での意識の違い。
後者は、残念ながら いつも経費節約の事ばかり考えているために売り上げが100を超えることはない。たとえ表面的には売り上げを伸ばそうと言っていても・・・。
つまり、1年目に経費節減の話が出ると、「この人は起業家向きではない」と感じてしまう。
でも当たってるんですよ。
私の経験では。
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