意外に知らない助成金制度

おはようございます。行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタント伊関です。

久しぶりに涼しい朝で、気持ちがいいものです。
各地で少しずつ高速道路の渋滞始まっているようです。まさに夏休み真っただ中ということなのでしょうか。
気がつけば、あと3日で7月も終わりです。早いものですね。

ところで、意外に知られていない助成金の一つに「中小企業緊急雇用安定助成金」というものがあります。
簡単にいうと、景気の悪化で事業の縮小を余儀なくされた事業主が、一時的に従業員に休業をさせたりした場合にその賃金の一部を助成するというのです。

使用者の義務として、使用者側の都合として従業員を休業させて場合には、休業手当というものを支払わなければいけません。その休業手当の一部を補助するというものです。もちろん助成率は企業により違いますが、上限はあり、1人1日最大約７５０５円程度です。思ったよりも比較的条件のゆるい助成金で、検討の余地があるかと思います。

また、「中小企業雇用安定化奨励金」という制度もあります。
簡単に言うと、就業規則等により、有期労働契約者を正社員に転換する制度を導入し、適用した場合に奨励金を支給するというものです。1事業主につき40万円です。助成金目当てに、もともと正社員を前提に雇う予定のものをを有期契約で雇うのは不正受給になります。

年長フリーター（25歳から40歳未満）や採用内定を取りけされた学生等をハローワークの紹介で正規雇用する場合は、一定期間経過後に奨励金が支給されます。「若年者等正規雇用特別奨励金」といいます。注意点は、ハローワークへの求人募集をしていることが必要になります。助成額は、中小企業に100万円が支給されることになります。

またまだ、知っていそうで意外に知らない助成金というのがたくさんあります。
助成金は融資とは違い、返済不要です。

厳しいときには、あらゆる手段と知識をフル稼働してみてはいかがでしょうか？

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