行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタント伊関のブログ
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無関連多角化の必要性
アップルコンピュータが絶好調のようです。売上高は前年同期比66.7%増の203億4300万ドル(約1兆6500億円)となり、四半期ベースで過去最高を更新したとのこと。
この不況のなかで、過去最高益を記録するとは、恐ろしい成績ですね。
さらにIT業界の大手も軒並み売り上げ増のようです。もちろん海外のメーカーが中心ですが・・・・・。
日本では、円高の影響で輸出産業が停滞している関係上、日本企業の景気のいい話は少し遅れ気味のようです。そして追い打ちをかけて中国との関係悪化が中小企業には影響しています。
多角化経営には、無関連多角化と関連多角化があります。
無関連多角化は、まさにリスク分散をして事業を拡大していくために投資コストがかかる一方で、関連多角化は、関連事業を増やしていきシナジー効果を追求していきます。
そして、一般的には、無関連多角化のほうが収益の観点ではビジネスリスクが高いと言われています。
創業開始後のある段階で事業の多角化を検討する時期が訪れます。
無関連多角化によるリスク分散を図るのか、シナジーを追求して関連多角化を推し進めるのか。
ところが、最近の気候変動や海外との取引リスクを考えると、関連多角化のほうがリスクが高いような状況になってきている傾向があります。
ここ数年、とても経営判断の難しい時代になってきたようです。
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