行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタント伊関のブログ
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「現場」と「内部」を知る
「ゾンビ事業仕分け」
一度廃止になった事業が、名前を変えて復活しいている。それを再度仕分けするというもの。言い得て妙な命名ですね。
立場がちがうと意見が違う。当たり前のことです。
これは、企業の中でのポジションでもそうですが、職種や職業、置かれている状況においても言えることです。
勢いがあり、順調に利益をあげている会社は外部から見ると経営がしっかりしているように見えます。
一方で、その内部にいる従業員にとっては、コスト削減やリストラの繰り返して居心地の悪い会社に映っています。この感じ方には、大きな乖離があります。
たとえば、偉い人の評論やビジネス書に見られるように、外部からの問いかけや論説は、内部にいるものや現場にいるものには響かない。つまり「現場」を知らないコメントだからです。これは、政治においても同じことが言えます。
実務や現場の経験は、理論にないことの積み重ねであり、その積み重ねがまた新しい理論になっていく。そして古い理論は、どんどん過去の遺物になっていきます。
これは、コンサルタントにおいても同じことが言えます。
過去の理論を言うのは簡単だが、本人が実践した経験のない学術理論は心に響かない。そして、その理論は過去の遺物になっている場合も多い。
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