行政書士・社会保険労務士の創業支援コンサルタント伊関のブログ
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合同会社って?
それにしても残暑が厳しいですね。
今日の東京は35度。
さて、よく株式会社と合同会社(日本版LLC)の違いのご質問をいただきます。
「どちらがいいでしょうか?」と。
そもそも合同会社ってなんでしょうか?
合同会社は、会社法の法人のなかで持ち分会社といわれている法人の1つです。
うーん。もっと難しくなってしまいましたね。
簡単にいえば、法人ですが、個人の延長のような法人です。
株主総会とか取締役とか そんな規定がありません。
ですので、物事を決めるのにスピードが速いといわれています。
でも、1000人の株主がいるような公開会社ならわかりますが、数人しかいない中小企業ならスピードもなにも関係ないですよね。
さらに、法人設立の登記費用が少し安いんです。
株式会社の15万円に比べて9万円ほど。つまり登記費用が6万円。
(5万円の定款認証費も不要)
でも法人税の考え方は同じなので、税金は株式会社と同じです。
(海外は パススルー税制のためにLLCののメリットがありますが、国内は関係ありません)
それと、デメリットもあります。
かなり大きなデメリットです。
それは、知名度がないこと。
名刺交換するために、「合同会社ってなんですか? 」と聞かれるはずです。
まとめると、登記費用が安い。
でも知名度がない。
税金はかわらない。
つまり、株式会社と合同会社の選択の判断は、知名度をとるか設立費用の高い安いをとるかに集約されるわけです。
この時点で、少しでも安いほうがいいというのであれば、合同会社でもいいのですが、長期的に考えたらどう考えても株式会社軍配があるような気がしますが、皆さんはどうおもいますか?
それでもやっぱり14万円安い合同会社のほうがいいですか?
もちろん、人それぞれですけど・・・。
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